近年、FX自動売買ソフトをめぐる状況に異変が起きている。
SNSや動画広告を中心に、「必ず儲かる」といった過剰な表現を用いた詐欺的なFX自動売買ソフトが問題視され、消費者庁も注意喚起を行う事態にまで発展している。
しかしながら、すべてのFX自動売買ソフトが詐欺というわけではない。
もし仮に全てが詐欺であれば、とうの昔に淘汰されているはずである。
「たしかにこの手のEAは見たことがないですね」──証券会社担当者も驚愕
都内の某証券会社でFX部門を担当する中堅社員は語る。
「ナンピン型のEAは山ほどありますが、これは正直、初めて見るタイプでした」
「特に、レバレッジ1倍固定で設計されている時点で“あっ、これは真面目に資金管理を考えてるな”と感じました」
【検証】2007年から勝ち続けている──その実態とは?
“ランドサーフィン”──
この名を冠するFX自動売買ソフトは、一部の玄人トレーダーの間で静かな注目を集めている。
特徴は明快である。
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対象通貨は南アフリカランド(ZAR/JPY)
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レバレッジ0.1倍のナンピンを最大10ポジションまで、数量と価格間隔は完全制御
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エントリーポイントはエンベロープ指標による押し目買い
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すべてのポジションはTP到達時に一括決済
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破綻しないために、あえてレバレッジはトータル1倍。証拠金は14〜15万円スタート(1ランド=7円想定)
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スワップポイントと為替差益の両方を狙うハイブリッド型
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つまり、“破綻しない”ことを最優先にした設計となっており、結果として過去16年以上にわたり、実際の運用でマイナス決済が一度も発生していないという。
さらに驚くべきは、ユーザー全員がプラスで推移しているという実績だ。これは単なる理論上の話ではなく、実際のIB(紹介口座)経由で獲得した顧客の取引データをもとに裏付けられている。
「これが最終形態ではないか」──そう言いたくなる堅牢性
AIや機械学習を駆使した“自称・最先端”の自動売買が乱立する中、“勝つより、まず破綻しない”という原理原則に立ち返ったランドサーフィンの存在は、逆に新しい。
そしていま、SNS広告で派手に謳われる“夢のような利益”ではなく、現実的かつ持続可能な利益を求めるトレーダーたちの間で、静かに支持を広げている。
法的に「必勝法」とは言えない。
だが、**実質的にこれは──非常に完成された“戦略型システム”**なのかもしれない。