平均購入単価の基本
平均購入単価とは、複数回にわたって購入した通貨や株式などの平均的な購入価格を指します。これは、投資対象の価格が変動する中で、全体のコストを把握するために重要な指標です。
例えば、FXで異なる価格で同じ通貨を購入した場合、それぞれの購入価格を平均化することで、全体のポジションのコストを計算できます。
平均購入単価の計算方法
平均購入単価は、以下の式で計算できます。
平均購入単価 = (総購入金額) ÷ (総購入数量)
具体的な例を挙げて説明します。
例1:2回に分けて購入した場合
1回目:100円で1万通貨を購入 → 総購入金額は100万円
2回目:90円で1万通貨を購入 → 総購入金額は90万円
この場合、平均購入単価は以下のように計算されます。
平均購入単価 = (100万円 + 90万円) ÷ (1万通貨 + 1万通貨) = 95円
つまり、2回の購入を合わせた平均的な購入価格は95円となります。
例2:ナンピン手法を活用した場合
ナンピン手法では、相場が下落した際に追加で購入することで、平均購入単価を下げることができます。
1回目:100円で1万通貨を購入 → 総購入金額は100万円
2回目:80円で2万通貨を購入 → 総購入金額は160万円
この場合、平均購入単価は以下のように計算されます。
平均購入単価 = (100万円 + 160万円) ÷ (1万通貨 + 2万通貨) = 86.67円
ナンピンを行うことで、平均購入単価が100円から86.67円に下がり、相場が回復した際の利益を最大化しやすくなります。
一回目のみの場合は100円に戻らないと利益が出始めませんが、2回目の購入を行う事により、86.67円から利益が出始め、更に合計3万通貨の為替差益を得ることができるという事です。
当然、逆行してしまった場合のリスクは大きくなりますので、しっかりとした資金管理が重要です。
平均購入単価が重要な理由
つまり平均購入単価を把握することで、以下のようなメリットがあります。
- ポジション全体のコストが明確になる
- 相場が回復した際の利益計算が容易になる
- ナンピン手法を効果的に活用できる
特にナンピン手法では、平均購入単価を下げることが目的の一つとなるため、この計算方法を理解しておくことが重要です。
まとめ
平均購入単価は、FX投資においてポジションのコストを把握し、利益を最大化するための重要な指標です。ナンピン手法を活用する際には、この計算方法をしっかりと理解し、効果的に運用することが求められます。
投資を行う際は、常に平均購入単価を意識し、リスクとリターンのバランスを考えながら取引を行いましょう。